| m&m Back Number 2000年 8月 |
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太陽が美しいと感じるのは、朝陽や夕陽で、出現した時か消えていく時。天上にある時は見上げることをしない。 2000.8.1 週末に誕生日を迎えて、特にめでたいことではないんでしょうが、節目にはなるような気もしてます。隠すようなことでもないんでいいますが、48才になります。12の倍数の年齢の時にいつも大きな節目が来たので、これからの1年には何かが起きるんでしょうか。予感があります。いいようになるといいんですが。運命とは意志が働かないことが多いようで。 2000.8.4 千葉すずさんの日本水連との確執について様々な意見があったが、僕は首を傾げる。サラリーマンが異動になって、その理由を会社側が説明することはない。あったとしても、納得できるわけがない。一生懸命身を粉にして働いていたのにといったら、これからもそうして欲しいといわれるのがオチである。選ばれた人も落ちた人も、他の選手は何もいわなかった。それは権力にたいして口を閉ざしていたわけではない。自分の実力を恥じた。作った曲がヒットしなかったら、それを理解しない大衆を批判していては次がない。作ったものがいまいちだったのだ。僕は音楽プロデューサーとしてはそう思うことにしている。千葉さんは日本で勝つことが世界の水準に到達していないことを恥じればよかったんではないか。 2000.8.7 インターネットは便利だなと思う反面、このせいで職を失う人がたくさんいるんだろうなとつくづく実感する。この面倒を代行していた仕事が一気になくなるってことで、革命といわれるゆえんです。 2000.8.9 飛蚊症(ひぶんしょう)という病気があるのを知った。これは眼球を満たす無色透明の半流動体である硝子体(しょうしたい)の混濁によって起きる症状で、視界を黒い点が蚊のように飛んで見える眼病のことらしい。そういえば、時々チラチラ見えるような気がするなあといったら、「今年は本当に小虫が異常に多いんですよ」と事務所の女の子にいわれた。「部屋にこれだけ花があると仕方ありません」。 2000.8.11 ずっと正常でいるために、少しばかりはクレージーにやることも必要である。そのひねりで全体がうまく元に戻る。背筋を伸ばしっぱなしでは、正常でいられるはずがない。狂気は時として薬である。 2000.8.12 不愉快なことがあっても、不愉快だと思う自分が不愉快になれば、もう大人です。 2000.8.22 あなたは自信をなくしているんじゃないですかという内容のメールが届く。面識のない人からである。自信を持って下さいと書かれている。しばらく考えて、やっぱり僕は、自信を持ったことなど今まで一度もなかったことに気付く。メールをくれた人の気持ちは受け取りましたから。ありがとう。 2000.8.23 自由な通信ができるメールの功罪について以前も書いたが、独りよがりの病的なものには辟易します。一方通行なんですから、勝手な通信はやめましょう。送信してしまえば自分はどこかスッキリするんでしょうが、受け取った方は不愉快ですから。 2000.8.24 村下孝蔵さんの集大成アルバムを作ってます。50曲です。「夢の記録」というタイトルにしました。3枚組で11月1日に発売される予定です。 2000.8.25 商品カタログ誌を見ていて、久しぶりに欲しいなと思うモノがあった。それはつくば山麓のホウキモロコシを使って熟練職人が作ったというホウキです。1本1万円以上するんですね。でもルックスも美しい。写真を見ているだけで草の香りがしました。 2000.8.28 「五十歩百歩」とは孟子の言葉で、戦争で五十歩逃げたものが百歩逃げたものをバカにしたが、どちらも逃げたということでは変わりないということから、大差がないことをいうときの使われることわざである。おのれの恥を知らずに他人を笑うなということだろうが、僕にはむしろ、一つの同じ環境の中では量や規模や数が問題ではなく、志が重要だという意味に聞こえる。 2000.8.30 村下さんの3枚組のことを書いたら、ものすごい反響がありました。今一生懸命作っています。何かが決まればここでも書きますが、50曲というのはかなりのボリュームですから、迷うことも多くて、待っている人たちがいるとわかって随分励まされました。どうもありがとう。 2000.8.31 |
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