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2006年 1〜4月

 立春を過ぎてもなお厳しい寒さが続く。
 アメリカ映画が生んだ最大のヒーロを選ぶ番組を見ていたら、それはスーパーマンでもインディージョーンズでもなく映画「アラバマ物語」のグレゴリー・ペック演じた弁護士だった。この映画は本当にすばらしかった。それにもましてアメリカがここの弁護士の正義感を選んだことにひときわ時代の闇を感じる。アンチヒーロのトップは映画「羊たちの沈黙」のアンソニー・ホプキンス演じるレクター博士であった。実在してほしくない人物と、いてほしい人物ということだろう。ようするに、そんな正義感がなくなったということなのだろうか。「アラバマ物語」を見たことがない人はぜひ見てほしい。   

2006.2.6

 日本の戦後は劣等感を持つことからスタートしたと思う。一人の人間に当てはめてみても、一度もった劣等感を払拭するのにはかなりの時間と努力を要する。人間が一生かかってもぬぐいされないものとすれば、国家としての劣等感は何世代も続いてもおかしくはない。日本は果たして戦後の劣等感から解放されたのだろうか?
 米軍の基地再編問題でグアム島への国内基地の移転費用をなぜ日本が負担するのか。しかもアメリカの要求は基本的に100%だった。それを交渉で75から50にするという。腑に落ちない。移動してやる、出ていってやるということなんだろう。外務大臣が私は個人的に半分は持たせたいという発言もおかしい。日本の事情で移転するんだからという言い分なんだろうが、日本はアメリカの植民地ではない。植民地じゃないから君たちで負担してくれという論理なんだろう。
 日本のアメリカに対する劣等感が根深い。そして一国の総理の靖国参拝問題で、彼が必ず口にする、そんなことをいわれる筋合いはないといういいかたは、アジア各国に対するねじれた優越感の表れであるような気がして仕方がない。   

2006.4.6